何年も生きていると当たり前のことに疑問を持ちますね

そんな時に読んでください

1,プロって?

アマチュアとプロフェッショナルと言うと
上手くできる人とうまくできない人という

反対の意味に捉えていませんか

これって非常に面白いですね

 

なぜならば最初からプロの人はいないのです

全ての人は最初はアマチュアで

経験を積み、技を習得することで

プロになっていくと言う流れですね

それでは、どこまでやればプロなのでしょうか

種子から目が出て、上に伸び葉を広げたくさんの太陽の光を受け止め、花が咲き実がつき、次の世代の種子ができ、その種子が大地から目を出した時プロになるのではないでしょうか

自分の行動、活動が一般の方に感動を与え、時に勇気を与え、時に知恵を分かち合い、時に歓喜する

そこには誰もがわかる定量的な基準はないのです


2,本質論と方法論

多くの方が悩んでいることに効率をあげたい

という内容があります
これは業種問わず永遠の課題のように存在しています

 

そして効率をあげたい、という課題に対して

あらゆる手段を講じています
しかしどうすれば効率よく、効率をあげられるか?と言った禅問答のようになっていませんか

 

こう言った現実的な悩みが必ずあらゆるところ

にあります。

機械に替えれば、ロボットでやらせれば

と言った意見は滝のように出てきます

 

これらの意見を出してくるのは

ほとんどが当事者ではない人ですね
その人たちは悪気で言っているのはありません

 

しかし、現実は少なくないのも事実です

この意見を否定するのもまた良くありません

が流されるのも良くありません

 

ここで大きく違うのは、当事者は

「本質論」で考え

周りからの意見は

「方法論」の助言なのです

決めるのは当事者の自分です
助言に耳を傾け、取捨選択し最終決定
は本質論で実践することです

3,焦点を絞る

一昔前に「ウォーリーを探せ」というのが

流行りました。書かれた絵の中にたくさん

の人が書いてあり、その中から

ウォーリーを探し当てるというものです

 

知らない方は少ないかもしれませんね

ここでもしこの絵のタイトルが「無題」であった

としたらどの絵をどう見ているでしょうか

 

ある人は、たくさんの人が細かく小さく書いてある絵、もしくは少し離れてみると幾何学模様の

絵、どっちが上か下かわからない

と言ったように10人10色の意見が出ますね

 

つまり、人間は目的が何かということを

明確にしないと漠然と見てしまうのです

では、「人を見つけてください」と言った

目的を明確にしたものにしたらどうでしょう

 

この絵の中に人はいっぱい書かれています。

ある人はウォーリーを、ある人はパン屋さんを

ある人はお巡りさんを・・・

目的になる対象が多すぎても

まとまりがつかない、目的が曖昧すぎて

どれも正解でどれも不正解となって

しまいます

 

「焦点を絞る」ということは、その中で必要な

ことで最小限に絞るということです

ウォーリー以外は名前がわからない、つまり

ウォーリーという最小限の情報に絞っている

 

ということですね


4,責任よりも志を想う

会議や打ち合わせで、なかなか話が前に進まず、なんとなく無力感だけが残る…。そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか?

 

実はこれ、「結論ロス」という現象。社内会議や取引先との打ち合わせでよく起こる問題です その背景には、「ネガティブ要因発掘隊」の存在があります。物事を否定したいわけではなく、リスクや問題点を挙げることに終始してしまうのです

 

しかし、ネガティブな視点そのものは決して悪いわけではありません。人類が今日まで生き残れたのは、危険を察知するネガティブ思考のおかげとも言われています

 

では、なぜその思考が会議の進行を妨げてしまうのでしょうか?

それは「失敗への責任」を強く意識しすぎてしまうからです 「リスクを回避しながら成功したい」という気持ちは自然なものですが、それにとらわれると前に進めなくなります

 

そんなときは、「成功か失敗か」ではなく、「何を達成したいのか」に意識を向けることが大切です
そして、ネガティブな意見が出た際は、否定するのではなく、「その視点ありがとう」と課題発見の機会として受け止めましょう

 

すると、ネガティブな指摘が前向きな「改善点」に変わり、議論は前進します。大切なのは、責任よりも
多様な意見を受け入れ、目的に向かって柔軟に進む姿勢が、建設的な会議をつくります


5-1,過去の経験は一旦置いて 1

私たちは社会の中で、先輩・後輩、上司・部下など様々な関係性の中で日々を過ごしています 基本的には、後から来た人が「先人」の知恵や経験に学ぶというのが自然な流れです
しかし、時代の変化が激しい現代においては、その「常識」も見直す必要がありますね


これは、ある大金持ちの老人の話が象徴的です
テレビ番組のインタビューで、「いつも魚を食べていると聞きました、贅沢ですね」と言われた老人は、ぽかんとした表情で「安いからだよ」と答えました

実は彼の若い頃、肉は高級品で買えず、安い魚を日常的に食べていたのです そしてそのまま、裕福になった後も「安いから」という理由で魚を選び続けていました


ところが、時代は変わり、今では輸入肉のほうが魚より安くなるケースも多いのです しかしその変化に気づいていなかった老人は、昔のままの価値基準で生活していたのです 奥さんは「魚が好きな人」と思い込んでおり、理由のすれ違いが生んだ笑い話になりました


このエピソードは、「昔の判断が今も正しいとは限らない」という教訓を与えてくれます 技術や法律、経済状況、人々の価値観は常に変化し続けています
私たち自身も、その変化に合わせて柔軟に考え方をアップデートしていく必要がありますね


過去の知恵や経験は確かに貴重ですが、それを今の判断にそのまま当てはめるのではなく、「今」に照らして再評価する姿勢が重要です 
情報を常にアップデートし、自分の判断軸を時代に合ったものに保つことが、不本意な損失を避け、より良い選択をするカギになるのではないでしょうか


5-2,過去の経験は一旦置いて 2

先ほどは笑い話をご紹介しましたが、今回は実際にあった興味深いエピソードです


ある調味料メーカーが「売上20%アップ」を目指す事業計画を立てました 
広告宣伝の強化、パッケージデザインの変更、CM増加、顧客訪問の回数増など、これまでの常套手段を尽くしましたが、売上は10%程度の伸びにとどまり、営業部門は疲弊していました


ある日、営業担当が生産工場で仲の良いパート女性に愚痴をこぼしました
「毎日会議をしても売上が伸びない」
すると彼女はこう返しました
「家族に味が薄いって言われるの、何回も振らないと出てこないから手が疲れちゃって。
私はいつも蓋に穴を追加で開けて使ってるの
できれば最初から穴を増やしてくれたら助かるのに」


一見、素人の素朴な一言
しかし、この話をダメ元で設計部に伝え、営業会議で取り上げてみたところ「何でもやってみよう!」と採用が決定 蓋の穴の数を増やした新仕様に変更したところ、売上はなんと30%アップしました


つまり、製品の魅力を変えたのではなく、消費者の「使用量」=消費量を自然に増やす工夫をしたのです


営業や企画の専門部署は、過去の成功事例やデータに基づいて策を練ります しかし、それが行き詰まったとき、常識や慣習、思い込みを一度脇に置き、実際の利用者の声に耳を傾けることが、突破口になることがあります


この話が教えてくれるのは、「過去の経験は大切だけれど、それだけでは不十分なときがある」ということ
思い込みが、ブレイクスルーの芽をつぶしてしまうこともあるのです


ときには先入観を手放し、素直に現場や消費者の声に目を向けてみる
そんな姿勢が、次の成長の鍵になるかもしれませんね


6,達成した未来を心に描く

「自分はどうなっていたいか」と考えると、多くの人がポジティブな未来像を思い浮かべます
一方で、「自分は何ができるか」「何をしたいのか」と問われると、途端にネガティブな思考になりがちです
不思議に思えるこの違い、実は“時制”に原因があります


「どうなっていたいか」は未来視点
理想の自分を思い描くイメージです
一方、「何ができるか」は過去や現在に基づいた現実的な視点
未来に向けた目標ではなく、過去の延長としての自分を見ているのです


もし未来のゴールを持たずに日々を過ごしてしまえば、「今の行動そのもの」がゴールになってしまいます
たとえば、「歩くこと」が目的になった人は、歩き続けなければ満たされず、疲れや老いさえも否定的に受け止めてしまうかもしれません


しかし、人はいつか疲れ、年を取ります、にもかかわらず行動だけを目的にしてしまえば、やがて何も得られず、ただ過去の歩った距離だけを見て満足するようになるかもしれません
足跡は見ずに・・・


本当に大切なのは、「自分がどうなりたいか」という未来から逆算した視点を持つこと
そこから逆に、「今何をすべきか」を考えれば、歩みの意味も明確になります


ゴールを持つことで、日々の行動に方向性と意味が生まれます
ただ歩くのではなく、「どこに向かって歩くのか」があることで、人生はより豊かに、充実したものになるのではないでしょうか


7,量が質を造る

ゴールの設定は人生を左右するほど大切です。ただし、気をつけたいのは「夜空に輝く星のようなゴール」を目指してしまうこと
それは美しく見える一方で、手が届かないことを自分でもわかっているからです


たとえば、私は以前太っていて、周囲にも同じような体型の人が多くいました
よく聞く言葉は「痩せたい」
でもこれは願望にすぎず、実現できないことを前提にした言葉です
一方で、本当に痩せた人たちは「痩せる」「◯月までに痩せる」と、具体的で達成する前提の言葉を使っていました


「痩せたい」と言う人は、できない理由を並べる傾向があります
「〜たい」という言葉を常に使う人は「たいer」
タイヤー、だからいつも疲れているのでしょうか

逆に「痩せる」と言う人は、成功するための方法を集め、実行し、試行錯誤を経て前進します
違いは、ゴールを現実的に設定しているかどうかです


重要なのは、目標を「願望」ではなく「行動可能なゴール」に変えること。そして、その達成した姿を具体的にイメージし、感情として噛み締めることです


また、「小さな達成では周りに認められない」と感じているなら、それは他人の目で人生を生きてしまっている状態かもしれません
ゴールの大きさに意味はありません 自分自身が達成感を得られるかどうかが何より重要です


達成感は「質」より「量」が大切です。小さな成功を積み重ねていくことで、やがて気づけばその成果が「質的」にも大きくなっている、ということもあるのです


つまり、「量が質をつくる」
そして「質に量が集まる」
これが本当の成長のプロセスではないでしょうか。


8,制約条件は宝

新しいことに挑戦するとき、「あれができないから進めない」「これさえあれば簡単なのに」と感じたことはありませんか?
少しネガティブに聞こえますが、実はそれが「制約条件」であり、誰にとっても避けられないものです


もし何の制約もなければ、それは簡単にできること
努力も必要なく、達成感も感じられません、つまり、制約条件は私たちが目標を達成したときに得られる満足感や喜びを引き立てる、いわばスパイスのような存在です


たとえば「空を自由に飛びたい」と思ったとき、最大の制約は“重力”です
この制約をなくそうとするのではなく、それに「どう立ち向かうか」を考えることが大切です

重力を超える推力を生み出すには? 翼をつける、プロペラを回す、エンジンをつける…といった様々なアイデアが生まれ、挑戦の道が開けていきます
先人はそうしてきたのでしょう


つまり、制約条件とは成功へのレシピ、克服すべきテーマがあるからこそ、創造力が刺激され、新たな価値が生まれるのです

特に、多くの人が「常識」として諦めている制約を乗り越えたとき、それは唯一無二の強み=コアコンピタンスとなり、大きな魅力になります


歴史的な偉人たちも、常に制約条件に挑み続け、そして何度も失敗しながら、最終的に成功を手にしたのです


逆に、制約条件が見えない、思いつかないという状態は要注意です
そんな時こそ、あえてネガティブ思考になって「自分を止めているものは何か?」を探してみましょう
見つかったとき、きっと安心感が生まれるはずです
なぜなら、それを乗り越えれば成功が待っている“宝”を見つけたということなのですね


9,Pの重要性

「PDCA」という言葉は多くの人が耳にしたことがあると思います。Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Action(改善)のサイクルで業務を回す考え方です。その中で最も重要なのは何か――それはやはり「Plan(計画)」です


どれだけ優れた人材が行動し、良い結果を出しても、その前提となる計画が的外れであれば意味がありません
たとえば、最高の技術と素材で作られた画鋲があっても、「とりあえず紙が留まればいい」と考える人には、その高品質は響かないでしょう

つまり、ニーズを見誤った計画では、どれだけ努力しても評価につながらないのです


現実には、忙しさの中で前年の施策を深く見直さずに継続するケースも多くあります
しかし組織で動く以上、その計画に基づいて多くの人が努力することになります
だからこそ、計画は「可能性」でなく「必然性」に基づいて立てなければ、現場が疲弊してしまうのです


PDCAは1950年代にデミング博士が提唱したもので、今も本質は変わりませんが、現代には現代なりのアレンジが必要です


良いPlanを立てるためには、まずゴールを設定し、そこに至る課題を論理的に分析すること、そして課題を明確にしておけば、組織は迷いなく動けます
個人であっても、ぶれそうな時に自分の行動を見直し、すぐに軌道修正できます


計画は、部分最適でなく全体最適の視点で、マクロからミクロまで俯瞰して立てることが成功の鍵です



10,心理的盲点

課題を明確にし、ゴールを定めて実行に移す――これは目標達成の基本です
しかし、そのプロセスを一歩深掘りしてみることで、さらに質の高い成果につながります
重要なのは「心理的バイアス」の存在に気づくことです


心理的バイアスとは、自分でも気づかない思い込みのことで、課題設定の際に無意識のうちに影響を与えています 焦点を素早く絞れる一方で、「見えない盲点」も生まれてしまうのです
これを「心理的盲点」と呼びます


私たちの脳にはRAS(網様体賦活系)という情報のフィルター機能があり、自分にとって「必要」と判断した情報だけを認識します
その結果、「重要でも、必要ない」と判断された情報は見過ごされてしまいます


この盲点を補うには、他者の意見を積極的に取り入れることが有効で、人それぞれ異なるバイアスや視点を持っているため、多様な意見を集めることで、自分だけでは見えなかった本質やヒントに気づけるのです


たとえば、映画を見たい彼氏と食事がしたい彼女
どちらかの希望だけを押し通すと不毛な時間になりますが、「映画のあとに、その感想を話しながら食事をする」という順序の工夫をすれば、両者の希望を叶えられ、お互いをより理解できる時間になります


このように、やることそのものよりも、見方や順序を変えることが大きな気づきと価値を生むのです
他人の視点を取り入れることで、自分の思考を広げ、より良い判断や計画につなげていきましょう
1+1が3にも10にもなる可能性は、そこにあるのです






11,強みと弱み

人や組織、会社には必ず「強み」と「弱み」があります
強みだけ、あるいは弱みだけという状態は基本的に存在しません
弱みは強みに変わることは自発的にはありませんが
むしろ、弱みと思っていたことが実は強みだったり、強みと思っていたことが裏目に出ることもあるのです


大切なのは、自分たちの現状を客観的・論理的に理解し、何が強みで何が弱みかを整理することです


例えば、自分の考えをしっかり持っている人は、ブレない姿勢が強みになります
一方で、それが過剰になると、柔軟性に欠ける「頑固さ」となり、結果として周囲との協調を欠く弱みにもなりかねません


逆に、周囲の声を柔軟に受け入れる人は、変化への適応力が強みですが、意思決定が遅れやすく、方向性がブレやすいという弱みにもつながります
しかしこの柔軟性が、状況の変化にうまく対応し、失敗の被害を最小限に抑える力になることもあります

リフレーミングしてみることも有効手段です


このように、強みと弱みは相反するものではなく、視点によって入れ替わる関係性にあります。まるで山手線のように、一周すると元の地点に戻る循環構造のようなものです。


だからこそ、「強みだから安心」「弱みだから排除」と考えるのではなく、それぞれのリスクとリターンを整理しながら見極めることが大切です


そのためには、SWOT分析を行い、さらに「クロスSWOT図」を使って強みと弱みの活用方法を具体的に考えることがおすすめです






12,無知の知

人や組織、社会には必ず強みと弱みがあります
今回はその中でも「弱み」に焦点を当ててみましょう


実は、自分の本当の弱みを知るのはとても難しいことです 
なぜなら、「自分のことは自分が一番わかっていない」からです 反対に「弱みだらけ」と思い込んでいる人もいますが、それでは正確な分析ができません
まずはSWOT分析を通じて、客観的に状況を整理することが大切です


弱みを知るためには、他者の意見や実際に行動を起こして得た現象から学ぶ必要があります
つまり、行動こそが弱みを明らかにするきっかけになります
そして大事なのは、「弱み=弱点」ではなく、「弱み=伸び代」として捉えることです。


そのうえで、「ジョハリの窓」の考え方を応用し、弱みを以下の4つのカテゴリーに分けてみましょう。


  1. 未知:誰も知らないこと(例:宇宙の起源など)
  2. 無知:自分だけが知らないこと(他者に聞けば解決できる)
  3. 既知:自分だけが知っていること(独りよがりになりがち)
  4. 周知:自分も周囲も知っていること(協力や連携が必要)



この中で特に注意したいのが③の「既知」です
「自分は知っている」と思い込むことで、新たな学びを閉ざしてしまう恐れがあります


本当の弱みは②「無知」に多くあり、他者に聞くことで8割は解決できます
だからこそ、「無知の知」を持つことが、成長への第一歩なのです



13,

3方向,3点

前回ご紹介した「弱みの掘り下げ」では、未知・無知・既知・周知の4分類での整理をお勧めしました
実際には多くの課題が「無知」と「既知」に分類されるでしょう。ここでさらに深堀りするために有効なのが、「3点洗い出し」です


この「3点」には意味があります。たとえば製造業であれば「技術・生産・管理」、サービス業なら「お客・自社・社会」など、異なる3つの視点から課題を捉えることが大切です


課題を1点に集中しすぎると、バイアスがかかり、他の重要な視点を見落とす「マイオピア(近視眼)」に陥りやすくなります
これを防ぐためにも、意識的に3方向から考えることが有効です


また、多くの場合、課題はこれら3方向すべてに関係しており、関係者全員が当事者意識を持ちやすくなります「自分の部門だけの問題ではない」と認識できるのです


「三人寄れば文殊の知恵」という言葉があるように、複数の視点を持つことで、見えていなかった本質的な課題が明らかになります。さらに、人はポジティブな意見よりもネガティブな意見の方が出やすいため、「3方向から3点挙げましょう」と伝えると、多くの課題が見つかってくるでしょう


そうして洗い出された項目は、最終的に似た内容に分類・整理することで、本質的な3つの弱みに収束することが多いのです


諸葛亮孔明の「天下三分の計」のように、複雑な問題も3つに整理すれば道が見えてくるのかもしれません




14,

できる方法を5つ出せ!

前回は「弱みを3点抽出する」方法を紹介しましたが、今回はその先、「できる方法を5個考える」ことの重要性についてお話しします


弱みを掘り下げ、無知や既知の課題にたどり着いたとき、立ちはだかるのが「過去にやった」「時間がない」「面倒」といった内部的なブレーキです

特に「過去にやったけど、うまくいかなかった」という言葉は、意見を出した人の意欲を大きく損なう“呪いの言葉”のようなものです


この空気を変える魔法の切り返しが「その実証の結果、どこが問題だったのでしょうか?」です
多くの場合、失敗の記憶だけが残り、原因の分析はされていません
ここを掘り下げることで、再挑戦の道が開けます。


また、「時間がない」「面倒」といった意見には「どのくらい時間が必要ですか?」「その時間、今の技術でもう一度検証してみませんか?」と返すのが効果的です。数年前には不可能だったことも、今なら短時間でできる可能性があるからです
この時なるべく「一緒に〜」と伴走型の言葉にしましょう


そこでおすすめなのが、一切のバイアスをかけずに“できる方法”を5個考えること
そのうち、2つくらいを自信を持って発言してみましょう大事なのは内容よりも、発言する姿勢です。


その前向きな姿勢が周囲に良い影響を与え、次第に発言の連鎖が生まれていきます
それが組織の活性化、そして「富の連鎖」の始まりになるのです

 




15,

優先順位と効果測定

前回は「できる方法を5個考える」ことの大切さをお伝えしましたが、今回は「優先順位を決める」ことについてです


一見、当たり前に思える優先順位の設定ですが、何を基準に決めるかが最大の難関です
課題に対して施策が出ても、すべてを同時に実行できる組織は多くありませんし、現実には「総論賛成、各論反対」がよく起こります

組織としては賛成でも、実行の段階で業務の追加や変更が伴い、担当者や管理者にとって負担が増えるからです


優先順位を決める際、一般的には「効果が大きいものから」となりがちですが、それよりも重要なのは「変化の結果が早く出るもの」を優先することです
結果が早く見えることで、組織に動きが生まれ、次の一手に繋がるモチベーションも高まります


このとき、行動計画とKPI(重要業績評価指標)をセットで設定しておくと、判断がしやすくなります
効果が大きいと思っていたものが、実際には時間がかかるだけで成果は小さい…というケースも珍しくありません


小さな成功を積み重ねることが、最終的に大きなゴールに繋がるのです
そして、これらの判断を下すのはリーダーの重要な役割です

部下に指示するだけの「ボス」ではなく、未来を示す「リーダー」として行動することが求められます